2011/08/22 (Mon) 原音の処理について(SoundEngineとAudacityで)

基本受け売りなのと、このくらいのことだったら余裕で知っている人が多そうですからあしからず。知ってる方は読まなくてだいじょぶです。 


・原音がこもっている音源 
原音がこもっている・或いは薄い感じのする音源は高い周波数の部分が削れていることが多いです。 
これはマイクの周波数特性によるものが主で(ノイズカットが原因のこともあります)、スカイプマイク等「人の声の主な周波数(通話に必要な音域のみ)」を拾うマイクは、電話についているマイクと同じように高音を拾わないようです。 
高音には声の倍音が入っている(音素のスペクトル表示で一番濃い縞より上にあるそれ以外の縞々)ので、そこがばっさりないといわゆる「録音臭」のある音になるようです。 
音のこもりを軽減したいというときにはこちら。 
SoundEngineでの高音擬似補完：http://soundengine.jp/services/tips/?date=2008-09-03 
(ただしこの処理はUTAUの原音そのものに対して行うのは音素数が多いこともあり非常に大変です、おすすめできません)
また往々にしてこもった音源は低音もバッサリなかったりします(同様にノイズカットが原因のこともあります)。低音域カットも度が過ぎると声が薄っぺらい感じになるようです。 
低音はブースターから擬似補完できるかも。 

サキノハカ:篭り/薄さのテスト

1番目：ヤカ「あ」音素
2番目：400Hzより下をイコライザで切った音(「薄い音」の再現)　※スピーカーよりはイヤホン等で聞くとわかりやすい
3番目：3000Hzより上をイコライザで切った音(「篭った音」の再現)


・deja音色さんによる殴打での処理等 
多分参考になるかと思うのでこちらも。 

http://dejaneiroo.blog34.fc2.com/blog-entry-149.html 


・歌ってみた制作初心者向け@wikiの殴打でのボーカル処理 
同じボーカル部を扱うのでこちらも参考になるかも。 

http://www41.atwiki.jp/utattemita/pages/29.html